食べ物が入る口から、排泄物となって出て行く肛門までは「消化管」という、1本の管になっています。
どのような臓器があり、どんな働きをしているのか。食べ物をどのように消化し、栄養を吸収しているのか。また、消化・吸収によい食生活についてお子さまと一緒に考えてみましょう。
お手伝いシートについて
親子で調べたことを“学習のまとめ”として、わかりやすく整理するためのお助けツール「お手伝いシート」です。自由研究の成果レポートとしても、お使いいただけます。
目次
(1)消化管って何?
(2)消化管では何をする
(3)消化のしくみ・吸収のしくみは?
(4)消化・吸収によい食生活とは?
消化管って何?
食べ物は口でかみくだかれたあと、からだの中をめぐって、最後に排泄物として肛門から出るまでに、いろんな臓器を通ってきます。口から肛門までのひと続きの管を「消化管」と呼びます。ひと続きになっているといっても、各々の臓器によっていろいろな機能をもっています。どんな臓器がつながりあっているのか?長さはどのくらいあるのか?などを調べてみましょう。
学習のまとめ
お手伝いシートを使って、食べ物の通り道を書いてみよう。
消化管では何をする
消化管は、胃をはじめ、いろいろな臓器がつながりあっているものです。
では、各臓器はそれぞれどんな働きをしているのでしょうか?
例えば、「胃」は食べ物がからだに吸収されやすいような状態に形を変えるための消化をつかさどる臓器で、栄養分を吸収するところではありません。では栄養分はどこから吸収されるのか?など、消化管のはたらきや役割について調べてみましょう。
学習のまとめ
お手伝いシートを使って、食べ物の通り道の名前と役割を書いてみよう。
胃の働きについて
胃の働き【胃の不快症状の原因を探る】に紹介されています。ぜひ参考にしてみてください。
消化のしくみ・吸収のしくみは?
各臓器の役割がわかったら、消化のしくみと吸収のしくみを整理しましょう。食べ物が口から入って、栄養として吸収され、余分なものが排泄されるまでの流れを、きちんと理解しておきましょう。
学習のまとめ
お手伝いシートを使って、消化器と消化酵素のはたらきを整理しよう。
消化・吸収によい食生活とは?
胃や腸のかわりができる臓器はありません。毎日、おいしく食べている食事がしっかり消化・吸収できるようにするには、どのような注意がいるのか?という点について考えてみます。
学習のまとめ
消化・吸収によい食生活について・・・
食事編【胃の不快症状の原因を探る】 に紹介されています。ぜひ参考にしてみてください。
図書館へ行ってみよう
散歩をかねて、お子さまと一緒に近くの図書館に行って調べてみましょう。図書館の本の分類は、図書館ごとに違うと思いますが、これらの資料は一般的に「児童図書」の科学コーナーにあります。
<子供向け図書>
(1)「人のからだ」(講談社パノラマ図鑑)
(2)ドクター・トミーのからだの本(1)
「うんこはなんでもしっている」 [ 消化器と栄養 ](小峰書店)
(3)からだと病気の本(4)
「消化する・吸収する」[ 胃・腸 ](岩崎書店)
<少し詳しい専門書>
少し難しいかもしれませんが、よりくわしく解説されています。
(1)驚異の小宇宙人体 消化吸収の妙 胃・腸」(日本放送出版協会)
(2)動物達の地球 からだ作りの神秘(2)(朝日新聞社)
(3)胃腸・肝臓などのしくみと病気のわかる辞典(成美堂出版)
インターネットで調べてみよう
お子さまと一緒にインターネットで調べてみてもよいでしょう。インターネットで検索するのに適切なキーワードとしては、「人のからだ」「からだのつくりとはたらき」「消化のはたらき」などで検索してみましょう。