【問題】かぜ薬や解熱鎮痛薬と胃
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Q1.かぜ薬や解熱鎮痛薬を飲んで、胃の調子が悪くなる原因は2つあります。
その1つは?
(1)胃が薬の刺激で胃酸を分泌するから
(2)薬を飲みたくないという拒否反応
(3)たまたま症状が悪化しただけで、薬は関係ない
Q2.もう1つの原因は薬の成分によるものです。
どのような働きで胃の調子が悪くなるのでしょう?
(1)薬の成分が胃液を活発にする
(2)薬の成分が胃粘膜の働きを弱める
(3)薬の成分が蠕動運動を弱める
Q3.このように、本来の目的とは違う薬の成分による働きを何と呼ぶでしょう?
(1)反作用
(2)誤作動
(3)副作用
Q4.病医院でかぜ薬や解熱鎮痛薬が処方される時、胃の調子が悪くならないよう、一緒に処方されることが多い胃薬はどんな働きの胃薬?
(1)胃の消化を助ける薬
(2)胃粘液の分泌を促して胃を守る薬
(3)胃酸が出るのを抑える薬
Q5.かぜ薬や鎮痛薬と胃の不調に関する説明で正しいものは?
(1)飲み薬以外では、胃の調子は悪くならない
(2)肩こりの貼り薬やにきびの軟膏などの外用剤でも胃の調子が悪くなることがある
(3)かぜ薬や解熱鎮痛薬以外の市販薬には副作用がない
【回答】かぜ薬や解熱鎮痛薬と胃
Q1.かぜ薬や解熱鎮痛薬を飲んで、胃の調子が悪くなる原因は2つあります。
その1つは?
答え:(1)胃が薬の刺激で胃酸を分泌するから
かぜや発熱で食欲がない時など空腹のまま薬を服用すると、胃が薬の刺激を受けて胃酸を分泌し、胃の粘膜が荒れてしまいます。
Q2.もう1つの原因は薬の成分によるものです。
どのような働きで胃の調子が悪くなるのでしょう?
答え:(2)薬の成分が胃粘膜の働きを弱める
かぜ薬や解熱鎮痛薬の成分の中には、痛みのもととなる物質を作らせないようにする働きを持つものがあります。しかし、痛みのもととなる物質には胃粘膜を整える働きがあるので、痛みのもとに働く成分は、結果的に胃粘膜の働きを弱めてしまい、胃の不調感を招きます。
Q3.このように、本来の目的とは違う薬の成分による働きを何と呼ぶでしょう?
答え:(3)副作用
本来の痛みを止める主作用に対して、副作用と呼びます。
Q4.病医院でかぜ薬や解熱鎮痛薬が処方される時、胃の調子が悪くならないよう、一緒に処方されることが多い胃薬はどんな働きの胃薬?
答え:(2)胃粘液の分泌を促して胃を守る薬
胃を守っている胃粘液の分泌を高めて胃を守る薬が一緒に処方されることがあります。
Q5.かぜ薬や鎮痛薬と胃の不調に関する説明で正しいものは?
答え:(2)肩こりの貼り薬やにきびの軟膏などの外用剤でも胃の調子が悪くなることがある
内服薬以外の外用剤でも、非ステロイド性鎮痛剤、抗炎症剤のようにかぜ薬や鎮痛薬と同様の成分を含むものがあります。広範囲や大量、頻繁に使用した場合や、皮膚の傷口からの吸収によって、全身性の副作用が起こる可能性が考えられますので、決められた用法・用量をきちんと守りましょう。