第2回 えっ、これもしびれ!?
意外に多様なしびれの症状
しびれといえば、ジーンとか、ピリッとか、静電気が起きたときのような感じを思い浮かべるものです。しかし、そればかりではありません。しびれは、さまざまな感覚を起こすことをご存知でしょうか。
たとえば、針で刺されるような感じや、やけどの時のひりひりする感じなど、しびれというよりも痛みに近い感じを受けることもあります。いっぽう、感覚が鈍くなるタイプのしびれもあり、「布一枚隔てて触れている感じ」といった、しびれ独特の感覚の変化もあります。
ここで、そんな様々なしびれを整理してみましょう。 もし、思いあたる"感じ"があったら、それは気づかないうちにしびれが起きているかもしれません。
電気信号の乱れが原因
「感覚神経」に関係するしびれ
- つっぱった感じ、こわばった感じ
- 厚い板あるいは氷で圧迫される感じ
- ゴムバンドでひっぱられる感じ
- びりびりする感じ、長く正座したあとの足の感じ
- 足の裏に何かがくっついている感じ
- 脚の芯に鉄の棒がはいった感じ
- ちくちくする感じ、針で刺される感じ
- むずむずする感じ、虫が這うような感じ
- 砂の上、あるいは"むしろ"の上を歩くような感じ
- 灼熱感、やけどの時のひりひりする感じ
- 温かい感じ
- 冷たい感じ
- 濡れた感じ
- 鈍痛
- 感じが鈍い、布一枚隔てて触れている感じ
- 感じがわからない
「運動神経」に関係するしびれ
- 脱力感、脚が重い
- 指がまっすぐ伸びない、指の動きがぎこちない
- 手がふるえる
しびれの緩和にはたらく「活性型ビタミンB12」
さまざまなしびれの感じをご紹介しましたが、これらは前回お話ししたように、末梢神経がダメージを受けることが原因の1つです。ですから、しびれを和らげるには末梢神経のダメージを修復することが大切。そのために必要なのが「メコバラミン」というビタミンB12です。「メコバラミン」には末梢神経を構成する「たんぱく質」と「リン脂質」を合成する働きがあり、これによって末梢神経のダメージを修復することができるわけです(詳しくは「活性型ビタミンB12ってどんな成分?」を参照)。とくに、ジーン、ピリピリ、ジンジン、しめつけ感のようなしびれに対して、メコバラミンが注目されています。 しびれにお悩みの方、そのまま放っておくよりも、お薬での対応も考えてみてはいかがでしょう。