吐き気の原因とおすすめの胃薬

  • 胃のメカニズム

吐き気がする

Q.その症状はどんなときに起こりますか?

(1)朝起きたとき、お腹が空いているとき

(2)その他

「胃荒れ状態」

アルコール、刺激性食品、仕事上のストレスなどの影響を受けて、胃酸の分泌が過剰になってしまい、胃の粘膜が荒れています。

img_check07-1_01

朝起きたときに吐き気がする原因には、飲み過ぎなどの食生活や生活上のリズムの乱れによって必要ないときに胃酸の分泌が過多になってしまうことで胃の粘膜が荒れていることが原因の可能性があります。
※胃酸:pH1~2の強酸

おすすめの胃薬のタイプ

胃粘膜修復、胃酸分泌抑制剤

出すぎてしまった胃酸を中和し、胃粘膜への負担を減らすことが必要です。
また、傷ついてしまった粘膜を修復する成分の入った胃薬がよいでしょう。

このタイプに適した成分

粘膜修復成分

制酸成分

鎮痛鎮痙成分(1)

H2ブロッカー

「知覚過敏状態」

限度を超えた飲酒や風邪などのウィルスの影響を受けて、胃の粘膜が防御反応を示しています。

img_check07-2_01

様々な刺激から胃を守ろうとする防御反応により、胃が過剰に働いてしまっている状態です。

おすすめの胃薬のタイプ

鎮痛鎮痙剤

胃粘膜にも知覚神経があります。
吐き気などを止めるためには胃粘膜に直接作用し、局所的に吐き気などを起こす刺激をブロックするお薬がよいでしょう。

このタイプに適した成分

鎮痛鎮痙成分(2)

監修

成田 亜希子 先生profile

  • 医療法人ウェルパートナー
    主任医師
    内科、皮膚科

2011年医師免許取得。一般内科医として幅広い疾患の診療を行ってきた。自身は二児の母。育児中は医療行政に関わり、国立保健医療科学院や結核研究所で感染症対策などを含めた公衆衛生分野の研鑽に励んだ。

まとめ

Share!!