貝原益軒※の書の中には「珍美(ちんび)の食に対するとも、八九分にてやむべし。十分に飽き満つるは後の禍(わざわい)なり」と記されているようです。 また、海外のことわざにも「Gluttony kills more than the sword.(大食は剣より多くの人の命を奪う)」というのがあるそうです。山の幸や海の幸が食卓を賑わしたとしても腹いっぱい食べずに少し控えめにしておくこと。腹八分目が胃の元気だけではなく、健康にすごすためには大切ですね。 ※貝原益軒(かいばら えきけん)1630~1714年 江戸前期の儒者。本草学者。教育者。