【医師監修】「元気な胃」で不快感知らずの美味しい食事【胃の不調を防ぐワンポイントアドバイス】

  • 胃のメカニズム

胃と暮らしのワンポイントアドバイス

「美味しく食べる」ためには「元気な胃」食欲の秋を科学する

「実りの秋、食欲の秋」とよく言われます。では、食欲とはどんなものでしょうか?
人間の食欲をコントロールしているのは脳です。しかし、その時の感情、気温や湿度などの影響を受けやすいと言われています。

 

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夏場には、胃が本来持っている働きが全体的に低下し、食欲不振や胃もたれといった胃バテを引き起こすことを、前回お伝えいたしました。秋から冬にかけては、体温を上げようとするため、温かいものを食べたくなります。胃の血流も良くなり、食欲が増す傾向にあるようです。秋は、美味しい食材が増えることもありますが、生理的に食欲が高まる季節でもあるのです。

「美味しい食べ物がいっぱいで、いくらでも食べられる!!」なんて気になってしまいがちな秋。

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とはいえ、胃の働きにも限界があります。胃は普段はペチャンコにつぶれていますが、食べ物が入ってくると1.5~2リットル位の量まで貯蔵できる大きさに膨らみます。しかし、胃に慢性的な炎症などがあると十分に働くことができません。また、当然ですが、食べすぎると、胃の運動がオーバーワークとなります。もし普段から「胃もたれや胸焼けをくり返すことがある」「年齢とともに少量でもお腹が一杯になるようになった」などの症状が現れた場合には、胃に何らかの原因がある可能性も考えられます。「実りの秋」に備えて、胃のメンテナンスを始めてみてはいかがでしょうか。

残念ながら、人は歳をとります。

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年齢とともに体力的にも体調的にも変化が現れます。胃も同じです。胃の加齢現象として、運動機能の低下がよく知られています。また、胃の粘膜を守る胃粘液の分泌が少なくなることも知られています。すると、胃はさまざまな刺激を受け易くなり、その結果、胃の不快感をくり返し感じるようになってくるのです。「今まで、胃の存在を気にしたことがなかった」のに、「胃の存在が気になる」ようになったなら、胃の年齢が高くなってきた、という胃からあなたへのメッセージです。もし胃からのメッセージを感じたら、セルベールのように胃粘液の分泌を活発にして胃粘膜を守り胃の運動機能も高めるタイプの胃薬を試してみてはいかがでしょうか。
元気な胃を取り戻して、秋を楽しく過ごしましょう。

監修

木村 裕之 先生Dr_Kimura

  • 医療法人社団ファーストムーブメント
    木村メディカルクリニック 理事長・院長
    内科・胃腸科・消化器科・循環器内科・呼吸器内科・神経内科・アレルギー科

経歴:
1988年3月 慶應義塾大学医学部卒業
1988年6月 医師国家試験合格 慶應義塾大学医学部内科
1990年6月 慶應義塾大学伊勢慶應病院内科
1992年6月 慶應義塾大学医学部消化器内科
1993年8月 慶應義塾大学医学部救急部
1999年1月 慶應義塾大学医学部救急部医局長
2002年1月 慶應義塾大学医学部救急部医長
2003年10月 慶應義塾大学医学部消化器内科
2004年11月 木村メディカルクリニック開設
2007年11月 医療法人社団ファーストムーブメント設立

まとめ

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