脊髄のしくみ【肩・腰のしくみ】

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脊髄のしくみ

脳と体の隅々をつなぐ連絡路

中枢神経を構成する脊髄は、脳から続く神経線維の束で、脳からの指令を体の各部分に伝える連絡路として働いています。外部から刺激を受けた時、その状況に適した行動がとれるのは、脊髄が外部からの情報を脳へ伝え、脳から出された指令を手足などに送るからです。

とっさの時、反射中枢として働く

また、脊髄は、とっさに危険から身を守らなければならない時など、脳に情報を伝達せず、脳の代わりに運動の指令を出して危険を回避することがあります。このような、とっさの時の脊髄の指令を「反射」といいます。

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イメージ図

脊髄反射

とっさの危険から身を守る時だけでなく、脊髄にはもっと基本的な反射活動もあります。ひざのくぼみを軽く叩くと、つま先があがる「膝蓋腱反射」がその代表例。脊髄の中での回路が決まっているので、脳に伝達せず、刺激に対して自動的に反応します。

監修

伊藤全哉 先生profile

  • あいちせぼね病院 院長
  • 整形外科・内科・皮膚科・ペインクリニック・リハビリテーション

名古屋大学医学部卒業後、大学病院等勤務等を経て、平成29年春、愛知県犬山市に全国初のせぼね(脊椎)に特化した「あいちせぼね病院」を開業。地域医療への貢献と国際学術界における技術研究を続け、より安全で温かみのある医療・福祉の提供を目指している。

まとめ

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