胃下垂・胃アトニー
胃のバリウム検査で確認して、胃が骨盤内へ下がっていると、胃下垂の状態です。
胃アトニーは、胃の筋肉がたるみ胃の動きが悪くなることです。
- 症状がなければ治療は必要ありません
- 胃下垂に胃炎や胃アトニーなどが加わると、胃もたれや膨満感などの不快な症状を起こしやすくなります
症状
- 胃下垂だけの場合には、自覚症状はほとんどない
- 胃アトニーになると、消化不良による胃もたれや胃痛、ゲップなどがある
原因
一般的に、体つきの細い女性に多いのも特徴です。
また、お腹の手術、出産のくり返し、急激な体重減少により起こることもあります。
治療
胃下垂は病気ではないので、特に治療は行われません。
胃アトニーの場合には規則正しい生活を送る、食事を1日4回以上に分けて栄養価の高いものを少量ずつ食べる、腹筋を鍛える、などの生活指導が中心となります。
胃の運動機能を良くする薬が効くこともあります。