胃薬の成分解説 健胃剤として使用される主な成分

  • 胃薬の雑学

(1)ウイキョウ

(2)オウゴン

(3)オウレン

(4)ケイヒ

(5)ゲンチアナ

(6)チョウジ

(7)チンピ

(8)乾燥酵母

(9)塩化カルニチン

(10)トリメブチンマレイン酸塩

ウイキョウ

種類 生薬
働き 健胃作用があるとされ、古くから食欲減退、胃痛、胸焼けなどの症状に対して民間療法で使用されています。果実を蒸留して作られるウイキョウ油はのどの粘膜を刺激して唾液や胃液の分泌を高めるとされています。

オウゴン

種類 生薬
働き 唾液や胃液の分泌作用もあるが、その他に胆汁分泌作用もあり、脂っこい食事の消化に役立ちます。

オウレン

種類

生薬

働き 苦味健胃薬として、独特の苦味が唾液や胃液の分泌を促す効果があります。

ケイヒ

種類 生薬
働き 芳香性健胃薬として、唾液や胃液などを分泌させる作用があります。食欲減退や消化不良に効果的とされています。

ゲンチアナ

種類 生薬
働き 苦味健胃薬として、独特の苦味が唾液や胃液の分泌を促します。食欲減退や消化不良に効果があるとされています。

チョウジ

種類 生薬
働き 芳香性健胃薬・辛味性健胃薬として、唾液や胃液の分泌を促します。腸の動きを整える効果もあり、お腹の張りを改善される効果もあります。

チンピ

種類 生薬
働き 芳香性健胃薬として、唾液や胃液などを分泌させる作用があります。消化不調に効果的です。

乾燥酵母

種類 酵母
働き 胃腸の働きに必要な栄養素を含んでおり、健胃作用があります。腸の調子を整える効果もあります。

塩化カルニチン

種類 胃腸機能調整成分
働き 胃の働きをつかさどっている自律神経のなかの副交感神経を刺激して、胃の運動を高めて胃酸の分泌を促します。

トリメブチンマレイン酸塩

種類 胃腸機能調整成分
働き 胃の働きをつかさどっている自律神経神経のバランスを整えて胃の正常な運動を導きます。

監修

成田 亜希子 先生profile

  • 医療法人ウェルパートナー
    主任医師
    内科、皮膚科

2011年医師免許取得。一般内科医として幅広い疾患の診療を行ってきた。自身は二児の母。育児中は医療行政に関わり、国立保健医療科学院や結核研究所で感染症対策などを含めた公衆衛生分野の研鑽に励んだ。

まとめ

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