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骨ケアサミット in 城東 テーマ:「ロコモティブシンドロームと骨粗鬆症」

 城東地区は高齢者の割合が多く、2000年から2004年の間に65歳前後の人口が、江戸川区は約24%、江東区約22%、足立区約23%、葛飾区も約18%増加しています。10年たった現在は75歳ぐらいの方がどんどん増えているということで、高齢化社会がいよいよ現実になってきました。本日は、この地域の整形外科の先生方にお集まりいただき、日頃の診療で感じていらっしゃることや、日本整形外科学会が2007年から提唱しているロコモティブシンドローム(以下ロコモ)に関するお話を伺いました。

ロコモは進行すると要支援・要介護の原因に

佐藤先生では初めに、泉田先生にロコモに関する考え方や活動についてお話しいただきましょう。

泉田先生ロコモは2007年に日本整形外科学会が提唱した新しい言葉で、日本語では運動器症候群といいます。運動器は、体を動かすのに必要な骨や関節、筋肉などの総称ですが、この運動器の障害によって、歩行や立ったり座ったりといった動作に関わる機能が低下した状態がロコモで、進行すると介護が必要になる率が高くなります。「ロコチェック」という自己チェック法がありまして、片足立ちで靴下が履けない、家の中でつまずいたり滑ったりする、階段を上がるのに手すりが必要である、横断歩道を青信号で渡りきれない、15分間ぐらい続けて歩けない、2kg程度(1リットルの牛乳パック2本)の買い物をして持ち帰るのが困難である、家のやや重い仕事(掃除機の使用や布団の上げ下ろし)が困難である、の7項目のうちどれか一つでも思い当たることがあれば整形外科専門医の診察を受けるべき、とされています。また、最近、「ロコモ度テスト」といって、脚力を調べる「立ち上がりテスト」、歩幅を調べる「2ステップテスト」、アンケート形式の「ロコモ25」の3つから、自分の運動機能が年齢相当であるかどうかを判断する方法も発表になりました。もともと「ロコモ」は、要支援・要介護になることを防ぐためにご自分の運動器の機能不全に早く気がついてほしいという観点からつくられた言葉ですので、ぜひ一度、テストを受けていただきたいですね。

佐藤先生
「歩けなくても痛くなければかまわない」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、家の中でじっとしていても骨折を起こして、最終的には苦痛を伴うんですよね。そうなる前に、という日本整形外科学会の発想が、もう少し広まってくれるといいなあと思います。

図1 要支援・要介護に至る要因(日本整形外科学会2012年ロコモティブしインドローム生活者意識調査)

拡大して見る

泉田先生要支援・要介護になる原因として一般の方が思い浮かべるのは、認知症が約34%、脳血管障害(脳卒中)が約27%、老衰が約11%、運動器の障害は約14%(図1)。ところが実態は、運動機能障害が約23%です。膝や骨折などの問題が、脳血管障害の約22%をわずかですか上回るぐらいあるんです。認知症は約34%の人が要支援・要介護になる原因だと思っていますが、実際は約16%とその半分以下で、現実と認識の間に非常に大きなズレがあります。ここを是正しないと、ロコモの社会的な認知度が上がらないのではないかといわれています。

佐藤先生
ありがとうございました。では田尻先生、臨床の現場で日頃、感じていらっしゃることをお聞かせください。

田尻先生中高年の方の膝が痛む病気の中で最も多いのが変形性膝関節症ですが、患者さんの多くは、この病名を初めて耳にします。私が「血圧の高い人ってすごく多いイメージありますよね。変形性膝関節症は、それと同じくらい多い病気なんです」って説明すると、患者さんは、そんな特殊な病気ではないと知って、なんとなく安心してくれます。

佐藤先生中高年の患者さんの筋力低下については、どのような対策をされていますか。

田尻先生
やはり私はリハビリを勧めています。そのリハビリも、ロコモ対策としてのいわゆるロコモーショントレーニング(以下ロコトレ)だけではなく、当院で工夫してもう少しいろいろな種類を行っていただくようにしています。
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