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骨ケアサミット in 宇都宮 テーマ:「ロコモと骨粗鬆症」

 誰もがなる可能性があるのに、意外と知られていないロコモティブシンドローム(以下ロコモ)。ロコモの認知度向上に向け、さまざまな取り組みが行われています。ロコモは運動器症候群と言い換えられ、筋力や運動神経の働きが低下することを指します。運動器(骨・筋肉・関節・神経)などの機能が低下すると、日常生活動作(以下ADL)も低下して、介護が必要になったり、寝たきりになる可能性が高まります。そこで、ロコモやその原因となる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)のことに関して、骨粗鬆症の診療経験が豊富な松村先生と吉川先生にお話を伺います。

ロコモは日常生活の自立度を低下させる

―本日は、「ロコモと骨粗鬆症」というテーマでお話を聞かせていただきたいと思います。まず、ロコモについて簡単にご解説ください。

松村先生ロコモとは、主に加齢により骨・筋肉・関節といった運動器の機能が衰えることによって、日常生活における自立度が低下して介護が必要になる、あるいは寝たきりになる可能性が高い状態のことを指します。例えば足腰が弱くなり、立ったり歩いたりすることが困難になってきた状態もロコモです。立って歩くことが難しくなると移動能力が低下し、トイレに行けなくなる、衣服の着脱が困難になるなどADLを低下させます。ADLの低下は、メタボリックシンドローム(以下メタボ)や認知症を誘発する恐れもあり、寝たきりや介護が必要な状態になるリスクを高めます。

吉川先生
そこで、健康に問題がない状態で日常生活を送れる期間(健康寿命)の延伸を目的にロコモという1つの概念が作られました。しかし、残念ながらまだまだ認知度が低いのが実情です。変形性腰椎症(へんけいせいようついしょう)、変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)、骨粗鬆症がロコモの3大疾患と位置付けられています。心臓や脳血管などの「内臓の病気」を指すメタボという言葉は既に浸透していますが、ロコモを認知している国民の割合は2割にも達していないようです。
松村先生
メタボという言葉も最初はなかなか定着しなかった印象ですが、内臓脂肪型のお腹周りが肥えたイメージのおかげもあり、今では認知度が向上しました。ロコモを同じようにイメージ化するならば、背骨が曲がった状態で杖をついていて、やっと歩いている姿を想像していただければ良いかと思います。

図 自分でできる7つのロコチェック

拡大して見る

吉川先生ロコモはまだ認知度が低いのですが、たとえ健康であっても、徐々に運動器の機能が低下し、歩きにくくなったり、寝たきりになったりといった状態は年齢を重ねていく中で誰もがなる可能性がありますので、現在健康で日常生活に全く問題無い方でもそういったリスクをしっかりと意識し、予防をしていかなければいけません。ロコモは早期発見につきますが、ロコモを診断する簡単な方法としてロコチェックがあります(図)。これら7つのうち1つでも当てはまればロコモの可能性がありますので、すぐに整形外科を受診するのが望ましいでしょう。

該当者が多いにも関わらず、ロコモの認知度は低い

―病院での患者さんの反応はいかがですか。

吉川先生患者さんの多くはロコモを正しく理解していないため、「あなたはロコモですよ」とお伝えしても、ただ膝や腰の痛みがあるという認識しか持たれていないケースが多いのが実情です。

松村先生整形外科に痛みを主訴で来られた場合、まず痛みを緩和してリハビリテーション(以下リハビリ)や自己トレーニングなどでADL回復を図りますが、特に高齢者では痛みがなくなれば良いと考える患者さんが多いため、治療やリハビリを継続して行わないケースも少なくありません。しかし、例えば電気治療にしてもそうですが、何となく治療を受けるだけで治癒するという考えは正しくはありません。患者さん自らが行動を起こすようにならなければ、ADLの回復を期待できません。ロコチェックを行い、ロコモに該当するようであれば、来院して治療を受けるだけでなく、バランス力と筋力を鍛えるロコモーショントレーニング(ロコトレ)などで骨折や転倒予防をした方が好ましいといえるでしょう。

吉川先生
変形性腰椎症、変形性膝関節症、骨粗鬆症はロコモの3大疾患と位置付けられていますが、このうちいずれか1つが当てはまる患者さんは4,700万人、3つとも当てはまる患者さんも540万人おり、ロコモが非常に身近なものだということが分かっていただけると思います。
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