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骨ケアサミット in 横浜中央 テーマ:「ロコモと骨粗鬆症」

 高齢化が進む日本では、骨や関節、筋肉などの障害のため介護が必要な状態、またはその危険性が高まっている状態である運動器症候群「ロコモティブシンドローム(以下ロコモ)」の急増が問題視されています。その一方で、ロコモの原因となる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などは自覚症状が乏しいため、自分には無縁の病気と考えていても、実はロコモ予備群だったというケースが少なくありません。
 そこで今回は、神奈川県横浜市でご活躍される先生方に、ロコモと骨粗鬆症の危険性や予防・治療のポイントをうかがいました。

「自分には無縁」では済まされないロコモと骨粗鬆症

図1 健康日本21

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三ツ木先生
厚生労働省は平成14年から、国民健康づくり運動「健康日本21」を推進しており、平成24年までの第一次運動では、メタボリックシンドローム対策など生活習慣病の予防に向けた施策が展開されました。平成25年からスタートした第二次運動では、介護を必要とせず自立した生活ができる期間を指す「健康寿命」を延ばすことが重点的テーマの1つとされ、最近新たに提唱された考え方であるロコモへの対策にも焦点が当てられています。そこで今回は「ロコモと骨粗鬆症」をテーマに、神奈川県横浜市で多くの患者さんを診療しておられる先生方にお話を伺っていきたいと思います。
 ロコモとは骨、関節、筋肉などの運動器の障害により、要介護になっているか要介護になる危険性が高まった状態を指します。日本のロコモ人口は大変多く、その原因となる疾患〔変形性腰椎症(へんけいせいようついしょう)、変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)、骨粗鬆症〕に1つ以上罹患している方は4,700万人に達すると推計されています。今後、高齢化の進行によりロコモ人口のさらなる増加が予想される中、「健康日本21」では、平成34年度までにロコモの認知度を80%まで高めるという目標を掲げていますが(図1)、ロコモについて知っている方は2割にも満たないのが現状です。
 齋藤先生は以前、ロコモに関連した「骨ケアフェスタ」という活動に参加されたとうかがっていますが、その模様をご紹介いただけますか。
齋藤先生
「骨ケアフェスタ」は2010年8月に横浜市西区で開催され、多くの一般市民の方々にご参加いただきました。当日は、骨粗鬆症の一般的な知識をご理解いただけるような講演を行った他、講演後には参加者の骨密度測定も実施され、ご自身が全く自覚されていなかったにもかかわらず骨粗鬆症と診断された方が複数おられました。この経験を通して、骨粗鬆症は「自分には無縁の病気」と思っていても、それはただ気付いていないだけというケースがかなり多いことを実感しました。また、このようなイベントを通して、医師が多くの方々に骨粗鬆症、ロコモのことを説明できる機会が増えれば認知度は次第に高まっていくと思われました。
三ツ木先生
メタボリックシンドロームと同じように、ロコモも初期は自覚症状が乏しいのですが、いざ症状が出たときには既に深刻な状態になっていることが少なくありません。ロコモ人口を減らすためには予防が重要になりますので、市民講座などの啓発活動を通して、広く一般の方々にロコモの危険性を知っていただくことも私たち医師の努めであると考えています。

60歳代女性の約3人に1人が骨粗鬆症を罹患

三ツ木先生
次に、ロコモの原因の1つである骨粗鬆症という病気についてご解説いただきたいと思います。

図2 60歳代女性の3人に1人が骨粗鬆症を罹患

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原先生骨粗鬆症は骨がもろくなる病気で、軽微な転倒などでも骨折を起こしやすくなります。人体は古くなった骨の破壊(骨吸収)と新しい骨の形成(骨形成)を繰り返し、約200日間で組織が入れ替わるとされていますが、骨粗鬆症になるとこのバランスが崩れることで骨密度が低下していきます。また、最近では骨密度の低下だけではなく、骨の質の劣化という要素も骨をもろくする原因として重要視されています。
 人類と骨粗鬆症の歴史は古く、約4,000年前のエジプトのミイラからも骨粗鬆症が見つかっています。おそらく当時はカルシウムやビタミンD不足など栄養の問題が大きかったと思われますが、現在では高齢化に伴う患者数の増加が問題になっています。60歳代の日本人女性では、約3人に1人が骨粗鬆症に罹患していると推計されており(図2)、高齢になるにつれ患者さんの割合は増加していきます。

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