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骨ケアサミット in 群馬 テーマ:「ロコモと骨粗鬆症」

 運動器症候群「ロコモティブシンドローム(以下ロコモ)」は、骨や関節、筋肉など人の移動に関係する運動器の障害により、介護が必要な状態またはその危険性が高まっている状態を指します。日本では、高齢化の進行に伴うロコモ人口の急増が問題視されていますが、ロコモに関する知識が十分に浸透していないのが現状です。そこで今回、ロコモやその原因の1つとなる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の日本での実態や、それぞれの予防・治療のポイントについてお話をうかがいました。

日本のロコモ人口は3人に1人以上

釜谷先生日本は高齢化の進行により、65歳以上の人口が総人口の21%を超える「超高齢社会」に突入しています。このような状況の下、厚生労働省は国民の健康増進に向け「健康日本21(第二次)」を推進しており、その中でロコモを認知している国民の割合を平成34年度までに80%に高めるという目標を掲げています。平成24年時点で、ロコモの認知度は17.3%と低い現状がありますので、まずは園田先生からロコモ全般についてご説明いただきたいと思います。

園田先生骨や関節、筋肉など、人の移動に関係する「運動器」の働きが衰えると、暮らしの中の自立度が低下し、介護が必要になったり寝たきりになる可能性が高まります。ロコモとは、運動器の障害のために要介護になっているか、その危険が高まっている状態のことであり、2007年に日本整形外科学会が提唱した新しい考え方です。

釜谷先生
日本でのロコモの現状を教えていただけますか。
前原先生
ロコモの原因になる主な病気には変形性腰椎症(へんけいせいようついしょう)、変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)、骨粗鬆症の3つがあります。2009年の推計では、変形性腰椎症3,790万人、変形性膝関節症2,530万人、腰付近の背骨で診断した骨粗鬆症640万人、太ももの付け根の骨で診断した骨粗鬆症1,070万人で、このうち1つ以上に罹患している患者さんは国民の3人に1人以上を占める4,700万人と推計されています。
釜谷先生
整形外科で外来受診される患者さんの多くがお年寄りで、そのほとんどが腰や膝の異常や骨粗鬆症で来られます。前原先生には膨大なロコモ患者さんの数を示していただきましたが、日々の診察からも患者数の多さは実感できます。

高齢化に伴い増え続ける骨粗鬆症

釜谷先生
ロコモが原因で寝たきりになる方はどの程度おられるのですか。

宮澤先生介護が必要になった原因の第1位は脳卒中で、認知症、高齢による衰弱に続いて第4位に骨折・転倒、第5位に関節疾患が入ります。ロコモという考え方で骨折・転倒と関節疾患を合わせると第3位に入りますし、脳卒中も手足の麻痺ということを考えると、要介護の原因の大部分が運動器に関係したものといえるでしょう。さらに、日常生活の一部で手助けが必要になる要支援の原因は、第1位が関節疾患の約20%で、骨折・転倒も約13%を占めています。

釜谷先生
ここからはロコモの中で骨粗鬆症に焦点を当て、先生方のお話をうかがっていきたいと思います。骨密度が低い方(若年成人平均値の70%未満)や、大きな外傷がなく骨折した場合は骨粗鬆症と診断され、治療の対象となります。日々、骨折を起こした患者さんは多く来院されますが、日本での骨粗鬆症の有病率はどの程度なのでしょうか。
前原先生
女性は50歳代で10%、60歳代で31.8%、70歳代では49.6%の方が骨粗鬆症に罹患しているとの推計があります。また、全国的には約10人に1人が骨粗鬆症であり、1年間で新たに100万人が罹患するとされています。しかし、骨粗鬆症の治療を受けている患者さんは200万人程度に過ぎないと指摘されています。
釜谷先生
高齢化の進行により患者さんは増え続けるわけですから、骨粗鬆症の予防・治療に関する情報をわれわれ医師から積極的に啓発していく必要がありますね。
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